この記事で学べる知識:比較演算子と論理演算子
この記事の練習問題を解くために必要な知識:
基礎文法(レッスン1)、比較演算子と論理演算子、if文による分岐処理、when文による分岐処理、スマートキャスト、for文による繰り返し処理、while文による繰り返し処理、繰り返しの制御、エラーメッセージ、例外処理
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Kotlinの「比較演算子と論理演算子」とは
この章ではKotlinにおける「比較演算子と論理演算子」の意味や使い方を学習します。用語の解説が不要な方はここをクリックして練習問題へ飛びましょう。
Kotlinではプログラム中で値を比較したり条件を判断するために「比較演算子」や「論理演算子」が使われます。
これらはプログラムの基本的な動作を理解するための重要な要素であり、今後学ぶ条件分岐や繰り返し処理でも役立ちます。
本記事では初心者の方にもわかりやすい形でそれぞれの役割や使い方を解説します。
比較演算子とは?
比較演算子は2つの値を比較し、その結果として真(true
)または偽(false
)を返します。
例えば数値や文字列が同じかどうかを確認する際に使用します。
主な比較演算子と意味
==
:等しい(例:5 == 5
→true
)!=
:等しくない(例:5 != 3
→true
)<
:小さい(例:3 < 5
→true
)>
:大きい(例:5 > 3
→true
)<=
:以下(例:3 <= 3
→true
)>=
:以上(例:5 >= 3
→true
)
比較演算子の使用例
val a = 10 val b = 20 val c = "abc" val d = "hello" println(a < b) // 結果: true println(a == b) // 結果: false println(c != d) // 結果: true
これらの演算子は条件の判断に広く使われ、数値や文字列の比較でも利用できます。
論理演算子とは?
論理演算子は複数の条件を組み合わせる際に使用されます。
それぞれの条件を評価し、全体の結果を真(true
)または偽(false
)として返します。
主な論理演算子と意味
&&
:論理積(AND)
すべての条件がtrue
のときにtrue
を返します。(例:(5 > 3) && (10 > 5)
→true
)||
:論理和(OR)
いずれかの条件がtrue
のときにtrue
を返します。(例:(5 > 3) || (10 < 5)
→true
)!
:否定(NOT)
条件がtrue
の場合にfalse
を返します(逆も同様)。(例:!(5 > 3)
→false
)
論理演算子の使用例
val x = 15 val y = 5 println((x > 10) && (y < 10)) // 結果: true println((x < 10) || (y < 10)) // 結果: true println(!(x == y)) // 結果: true
範囲演算子..
の紹介
範囲演算子..
は、特定の範囲を示す際に使用されます。
例えば「1から10までの数字を表す範囲」などを指定できます。
for (i in 1..5) { //1から5まで処理を繰り返す println(i) } // 結果: 1, 2, 3, 4, 5
このコードで出てきたforは繰り返し処理をするための構文で、Lesson2-5で詳しく学習するものです。
このようにこの範囲演算子や既述の比較演算子、論理演算子は様々な条件式の中に登場し、使用されます。
まとめ
本記事ではKotlinの比較演算子と論理演算子について学びました。
これらは条件を評価しプログラムを制御する基盤となります。
次回はこれを活用した「if文による分岐処理」を学び、プログラムの流れをコントロールする方法を深掘りしていきましょう。
比較演算子と論理演算子の練習問題
この記事は練習問題はありません。
次以降の分岐処理や繰り返し処理の記事の中で何度も使用することになりますので、そちらで復習するようにしてください。
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この記事への質問・コメント
この記事を作成するにあたりAIを活用しています。
問題ないことは確認していますが、もし間違いや表現の違和感などありましたら、ご指摘頂けると大変助かります。
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