この記事で学べる知識:比較演算子と論理演算子
この記事の練習問題で使用する知識:
基礎構文(レッスン1)、比較演算子と論理演算子、分岐処理(if文)、分岐処理(switch文)、繰り返し処理(for文)、繰り返し処理(while文)、繰り返しの制御、配列、エラーメッセージ、例外処理の基礎
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JAVAの「比較演算子と論理演算子」とは
この章ではJAVAにおける「比較演算子と論理演算子」の意味や使い方を学習します。
※この記事には練習問題はありません。次の条件分岐の記事とまとめてあります。
プログラムにおける条件分岐や繰り返しを構成する際、比較演算子と論理演算子は非常に重要です。
これらの演算子は条件をチェックし、特定の条件が成立するかどうかを確認するために使用します。
今回はそれぞれの役割と基本的な使い方を学びましょう。
比較演算子とは?
比較演算子は、2つの値を比較し、その結果が真(true)か偽(false)かを判断するための演算子です。
Javaで使える主な比較演算子は以下の通りです。
==
:等しい場合に真!=
:等しくない場合に真<
:左辺が右辺より小さい場合に真>
:左辺が右辺より大きい場合に真<=
:左辺が右辺以下の場合に真>=
:左辺が右辺以上の場合に真
以下の例はそれぞれの比較演算子を使った場合の結果を示しています。
実行すると各演算の結果が真または偽で返されます。
int a = 10; int b = 20; System.out.println(a == b); // false System.out.println(a != b); // true System.out.println(a < b); // true System.out.println(a > b); // false System.out.println(a <= b); // true System.out.println(a >= b); // false
このように比較演算子を使うことで、2つの値が等しいかや、大きいか小さいかなどを確認できます。
論理演算子とは?
論理演算子は複数の条件を組み合わせてひとつの条件にする際に用いられます。
Javaで使用できる主な論理演算子は以下の通りです。
&&
(AND):両方の条件が真である場合に真||
(OR):いずれかの条件が真であれば真!
(NOT):条件が真である場合に偽、偽である場合に真
次にそれぞれの論理演算子を単独で使った場合の例を示します。
boolean x = true; boolean y = false; System.out.println(x && y); // false(どちらかが偽なので、AND条件は偽) System.out.println(x || y); // true(どちらかが真なので、OR条件は真) System.out.println(!x); // false(NOTで真が偽になる) System.out.println(!y); // true(NOTで偽が真になる)
このように論理演算子を使えば、複数の条件を組み合わせた判断を行う準備ができます。
まとめ
比較演算子と論理演算子はデータの比較や複数条件の組み合わせにおいて基礎となる演算子です。
これらの演算子を理解することで、次回以降の記事で学ぶ「条件分岐」や「繰り返し処理」を行う準備が整います。
まずはこれらの演算子を使って条件分岐を実際にどう使うかを、次の記事で学びましょう。
練習問題2-1:比較演算子と論理演算子の練習問題
この記事には練習問題はありません。次の条件分岐の記事とまとめてあります。
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この記事への質問・コメント
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