この記事で学べる知識:メイン関数、入力と出力の基本、コメントの書き方
この記事の練習問題を解くために必要な知識:
メイン関数、入力と出力の基本、コメントの書き方、変数と定数、算術演算子、Null安全性、文字列の連結と埋め込み、文字列操作、import文
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Kotlinの入り口|コードを書いてみよう
この章ではKotlinにおける「メイン関数」「入力と出力の基本」「コメントの書き方」を学習します。用語の解説が不要な方はここをクリックして練習問題へ飛びましょう。
Kotlinを学ぶ第一歩として、プログラムの基本構造、入力と出力の基本、そしてコメントの書き方について学びます。
この章では初心者が最初に覚えるべきポイントをシンプルに解説します。
細かい内容は後の章で学ぶので、まずはこの形を覚えて進めましょう。
Kotlinのメイン関数
Kotlinプログラムは必ずメイン関数の定義「fun main(args: Array<String>)」から始まります。
fun main(args: Array<String>) { //← これがKotlinのメイン関数の定義 // ここにコードを書く }
この構文はプログラムのエントリーポイント(実行を開始する場所)を表します。
当然意味があるもので、これを書かなければコードは動きません。しかしその意味を理解するのは一先ず後回しにし、今は丸暗記しましょう。
ただし、本サイトで紹介するKotlinの基本的な操作の範囲では、メイン関数は以下のように省略して書いてもプログラムは動作します。
fun main() { //← 省略後のメイン関数の定義 // ここにコードを書く }
コマンドライン引数という仕組みを使用する際には「args: Array<String>」の部分を書く必要がありますが、かなり高度な内容のため本サイトでは紹介していません。
初心者は以下の内容だけ暗記し、先へ進みましょう。
- Kotlinプログラムは必ずメイン関数から始まる。
- メイン関数は「fun main()」とだけ書けばよい。
- 本来のメイン関数は「fun main(args: Array<String>)」となっており、高度なプログラミングではこう書く必要がある場合もある。
入力と出力の基本
ユーザーがデータを入力する方法と、プログラミングの結果を画面に出力する方法を解説します。
出力の方が簡単なので、こちらを先に見ていきましょう。
出力の方法
Kotlinでは画面にメッセージを表示するためにprint
やprintln
を使います。
print
: メッセージをそのまま表示します。println
: メッセージを表示したあと改行します。
fun main() { //← メイン関数 print("Hello") //← Helloと表示 println("World") //← Worldと表示して改行 println("Hello Kotlin") //← Hello Kotlinと表示して改行 }
このコードを実行すると以下のように出力されます。
HelloWorld Hello Kotlin
このように、printやprintlnの後の二つの「”(ダブルクォーテーション)」の間に書いた文字が出力されます。
文字ではなく数値や、後で紹介する変数を出力するときにはダブルクォーテーションは不要です。
入力の方法
ユーザーからの入力を受け取るにはreadLine()
を使用します。
入力された値は文字列として取得されます。1や2のような数字を入力しても、数値ではなく文字と認識されるため注意が必要です。(数値は計算できるが文字は計算できない)
数値に変換する方法は後の記事で紹介するので、今回は文字列を入力する例を確認しましょう。
fun main() { //メイン関数 println("お名前を入力してください:") //ユーザーに入力を促す文章を出力 val name = readLine() // readLine()を使ってユーザーからの入力を受け取る print("こんにちは、") print(name) println(" さん!") }
このコードを実行すると、例えば以下のように出力されます。
お名前を入力してください: 山田 こんにちは、山田 さん!
ここで3行目の「val name」は変数というもので、Lesson1-2で詳細に学習しますが、データを一時的に保管する箱のようなものと認識して下さい。
このコードではreadLine()で入力された名前をnameという変数に格納し、5行目のprintで出力しています。
コメントの書き方
コメントはコードの中に説明を書いて他の人や自分にとって分かりやすくするために使います。
コードとしては無視されるため、出力結果には何も影響しません。
Kotlinでは以下の2種類のコメントがあります。
1行コメント:「//
」を使って1行のコメントを書くことができます。
// これは1行コメントです println("Hello World") // ここにもコメントが書けます
複数行コメント:複数行の場合は「/*
」と「*/
」で囲みます。
/* これは複数行コメントです。 複数行の説明を書く際に便利です。 */ println("Hello Kotlin") //これはコードです。
コメントを活用することでコードがより理解しやすくなります。
まとめ
Kotlinを学ぶ最初のステップとして、プログラムの基本構造、入力と出力の方法、そしてコメントの書き方を学びました。
初心者として一番大切なのは、 怖がらずに手を動かしてコードを書いてみること です。間違えても構いません。プログラムは何度でもやり直しができます。
ここから先はKotlinの基礎を一つずつ学んでいきます。焦らず、少しずつ進めていけば必ず成長できます。一歩ずつ進むことで、あなたのスキルは着実に積み上がっていくでしょう。
さあ、この下の練習問題に進んで、さらにKotlinの世界を楽しみましょう!
練習問題:Kotlinコードを書いてみよう
自己紹介をするためのコードを作成しましょう。
これから作成するコードを実行すると、例えば以下のように出力されます。
名前を入力してください: 花子 年齢を入力してください: 25 趣味を入力してください: 読書 === 自己紹介 === こんにちは、花子です。 年齢は25歳です。 趣味は読書です。よろしくお願いします!
以下のプログラミングコードをコピーし、コメントに従ってコードを完成させてください。
/* この複数行コメントを消して、main関数を定義してください。 */ // 名前の入力 /* この複数行コメントを消して、「名前を入力してください:」と出力するコードを書いてください。 */ val name = readLine() // ユーザーから名前を受け取る // 年齢の入力 /* この複数行コメントを消して、「年齢を入力してください:」と出力するコードを書いてください。 */ val age = readLine() // ユーザーから年齢を受け取る // 趣味の入力 /* この複数行コメントを消して、「趣味を入力してください:」と出力するコードを書いてください。 */ val hobby = readLine() // ユーザーから趣味を受け取る // 自己紹介の出力 println("\n=== 自己紹介 ===") println("こんにちは、${name}です。") println("年齢は${age}歳です。") println("趣味は${hobby}です。よろしくお願いします!") // ヒント: printlnは文字列を出力して改行する関数です。
練習問題の解答と解説
この問題の一つの正解例とそのコードの解説を以下に示します。
正解コードの例
例えば以下のようなプログラムが考えられます。
fun main() { // 名前の入力 println("名前を入力してください:") val name = readLine() // ユーザーから名前を受け取る // 年齢の入力 println("年齢を入力してください:") val age = readLine() // ユーザーから年齢を受け取る // 趣味の入力 println("趣味を入力してください:") val hobby = readLine() // ユーザーから趣味を受け取る // 自己紹介の出力 println("\n=== 自己紹介 ===") println("こんにちは、${name}です。") println("年齢は${age}歳です。") println("趣味は${hobby}です。よろしくお願いします!") }
正解コードの解説
非常にシンプルなコードのため解説はありません。
難しいと感じる場合はページ上部の解説を再度確認しましょう。
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この記事への質問・コメント
この記事を作成するにあたりAIを活用しています。
問題ないことは確認していますが、もし間違いや表現の違和感などありましたら、ご指摘頂けると大変助かります。
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