Difyクラウドのプラン比較|Sandbox・Professional・Teamの違いと選び方

Difyクラウドを使い始めるときに迷いやすいのが、「無料プランで十分なのか」「有料にするならどのプランが合っているのか」という点です。
Dify Cloud には Sandbox、Professional、Team の3つの主要プランがあり、無料で試せる範囲と、本格運用に向いた範囲がはっきり分かれています。
2026年4月1日時点の公開料金ページでは、Sandbox は無料、Professional は月額59ドル、Team は月額159ドルです。
また、プランの違いは料金だけではありません。
使えるメッセージクレジット、チーム人数、作成できるアプリ数、ナレッジベースの容量、ログ履歴なども変わるため、どんな使い方をしたいかによって最適な選び方が変わります。

各プランを「どれが安いか」だけで見るんじゃなくて、「自分の用途に合っているか」という視点で整理していくよ。
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Difyクラウドのプランは何が違う?
Difyクラウドのプラン比較では、単純な月額料金だけを見ても判断しきれません。
実際には、何人で使うのか、どのくらいアプリを作るのか、RAG用のナレッジをどこまで増やすのかによって、重視すべきポイントが変わってきます。
まず押さえたい比較ポイント
プランを比べるときは、最初から細かい機能差を追いかけすぎるよりも、まず大きな比較軸を押さえるのがおすすめです。
特に見ておきたいのは、料金、利用人数、アプリ数、ナレッジの上限、ログ履歴の5つです。
ここを押さえるだけでも、自分に必要なプランがかなり見えやすくなります。
| 比較ポイント | 見る理由 |
|---|---|
| 月額料金 | まず導入しやすいかを判断しやすい |
| チーム人数 | 個人利用か、複数人運用かを分ける基準になる |
| アプリ数 | 試作を増やせるか、本番アプリを複数持てるかに関わる |
| ナレッジ文書数・容量 | RAGをどこまで本格的に使えるかに直結する |
| ログ履歴 | 改善やトラブル確認のしやすさに影響する |
このあと各プランを見ていくときも、「自分は今どこを重視したいのか」を意識すると選びやすくなります。
学習目的なら無料で十分なこともありますし、逆に業務利用では最初から上限の余裕が重要になることもあります。
料金だけでなく「上限」と「運用人数」が重要
Difyクラウドでは、プランが上がるほど単に機能が増えるのではなく、運用できる規模そのものが大きくなります。
Sandbox は学習や試作用の入口として使いやすい一方で、アプリ数やナレッジ容量はかなり制限されます。
Professional になると、個人開発や小規模運用に必要な余裕が一気に増え、Team では複数人で使う前提の上限に広がります。
主な違いを整理すると、次のようになります。
| 項目 | Sandbox | Professional | Team |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 無料 | 59ドル | 159ドル |
| メッセージクレジット | 200(※) | 5,000/月 | 10,000/月 |
| チームメンバー数 | 1人 | 3人 | 50人 |
| アプリ数 | 5個 | 50個 | 200個 |
| ナレッジ文書数 | 50 | 500 | 1,000 |
| ナレッジ保存容量 | 50MB | 5GB | 20GB |
| ナレッジリクエスト上限 | 10/分 | 100/分 | 1,000/分 |
| ログ履歴 | 30日間 | 無制限 | 無制限 |
| APIリクエスト | 5,000/月 | 無制限 | 無制限 |
こうして並べてみると、Sandbox は「まず触ってみるためのプラン」、Professional は「個人または少人数で継続利用しやすいプラン」、Team は「複数人で本格運用するためのプラン」と考えるとわかりやすいです。
特に、アプリ数とナレッジ容量、チーム人数の差はかなり大きいため、今の用途だけでなく、少し先の運用イメージまで考えて選ぶのが大切です。

(※)Sandbox の200クレジットは初回付与の使い切り(アプリを使用するたびに消費される)だよ。
使い切ったあとは、Difyの利用料金がかからない代わりに別途LLMのAPI料金がかかるね。
Professionalなら毎月5,000クレジットが付与される。
アプリの数や構成、使い方にもよるけど、5,000クレジットあれば中小企業なら問題ない場合が多いよ。
まず結論|あなたに合うプランはこれ
Difyクラウドのプラン選びで迷ったときは、まず「今の自分の使い方」に合わせて考えるのがいちばんわかりやすいです。
ざっくり選び分けるなら、次のように考えると判断しやすいです。
| こんな人に向いている | おすすめプラン | 判断のポイント |
|---|---|---|
| まず無料で学びたい | Sandbox (詳しく見る) | 1人で触りながら基本操作を覚えたい |
| 個人開発を継続したい | Professional (詳しく見る) | アプリ数や容量に余裕を持って使いたい |
| チームで運用したい | Team (詳しく見る) | 複数人でアプリやナレッジを共有したい |
この章では、それぞれのプランがどんな人に合うのかを、できるだけシンプルに整理していきます。
最初に結論をつかんでおくと、細かい比較表を見たときにも迷いにくくなります。
学習・試作から始めたい人はSandbox
Difyをこれから触り始める人や、まずは小さなアプリを試しながら使い方を覚えたい人には、Sandbox がいちばん入りやすい選択です。
無料で始められるうえに、1人で使う前提なら、最初の学習段階では十分に試せる範囲があります。
新規アカウントには 200 メッセージクレジットが付き、1人で、アプリ5個、ナレッジ文書50件、保存容量50MBまで使えます。
ただし、Sandbox はあくまで学習や初期検証向けです。
クレジットは毎月自動で補充されるわけではなく初回付与のみで、ナレッジのリクエスト上限も 1分あたり10回までです。
さらに、長く使っていくとアプリ数や容量の少なさが気になりやすくなるため、「継続的に使いたい」と感じた段階で次のプランを考えるのがよいでしょう。

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Lesson1だけなら、上手に使えば200クレジットだけでも大丈夫!

個人開発や小規模運用ならProfessional
Difyを単なるお試しで終わらせず、継続してアプリを作ったり公開したりしたいなら、Professional が最も現実的な選択になりやすいです。
Professional は月額59ドルで、チームメンバー3人まで、アプリ50個、ナレッジ文書500件、保存容量5GB、ナレッジリクエスト上限100回/分まで使えます。
無料プランと比べると、実運用に必要な余裕がかなり広がります。
このプランが向いているのは、たとえば個人で複数の生成AIアプリを作りたい人、業務改善用のアプリを少しずつ増やしたい人、RAGを使った検索アプリをある程度しっかり作り込みたい人です。
Sandbox だと上限に引っかかりやすい場面でも、Professional なら「少し本気で使う」くらいの規模に十分対応しやすくなります。

Sandboxはあくまでも学習用と割り切ろう。
実際に運用する際には、最低でもこのProfessional以上のプランは必須。
本気でやるなら、最初からProfessionalにして、高性能なLLMを設定すると学習の効率も上がるよ!
複数人で本格運用するならTeam
Difyを1人で使うのではなく、チームで共有しながら運用したいなら、Team が候補になります。
このプランが向いているのは、社内で複数の担当者がDifyを触るケースや、部署内でアプリを共有しながら改善を回していくケースです。
アプリ数や容量だけでなく、利用人数の余裕が大きいため、「一部の担当者だけが使うツール」ではなく「チーム全体で活用する基盤」として使いやすくなります。
反対に、まだ1人で学習している段階や、小規模な個人開発の段階では、Team は少し大きすぎることもあります。
最初から最上位を選ぶよりも、「人数が増えた」「アプリやナレッジが増えて Professional では窮屈になった」というタイミングで検討するほうが、無理のない選び方です。
プランは用途に対して大きすぎても使い切れないので、今の規模に合わせて判断するのが失敗しにくいです。

Teamプランは個人利用というよりも、複数人で継続的に開発・運用することを想定した内容だね。
Sandboxプランが向いている人
Sandboxは、Difyクラウドをまず触ってみたい人にとって最初の入口になるプランです。
無料で始められるうえに、チャットアプリやワークフローを試したり、ナレッジを少し読み込ませたりといった基本的な学習には十分使える範囲があります。
無料でできること
Sandboxは「無料だからほとんど何もできない」というプランではありません。
Difyの基本操作を学ぶには必要な機能が一通りそろっており、生成AIアプリを1本作ってみる、簡単なワークフローを組んでみる、少量のナレッジを使った検索を試す、といった使い方には十分対応できます。
新規アカウントには200メッセージクレジットが付与されるため、最初の学習や検証を始めるハードルも低めです。
学習用途で十分な理由
Sandboxが学習用途に向いているのは、最初のうちは大規模な運用よりも「Difyで何ができるか」を理解することのほうが重要だからです。
たとえば、チャットアプリを作る、プロンプトを調整する、簡単なワークフローを試す、少量の文書を読み込ませてRAGの流れを確認する、といった学習は、アプリ数5個・文書50件でも十分進めやすい範囲です。
また、Sandboxは1人で使う前提の内容になっているため、個人で学習を進める人と相性がよいです。
Difyの学習初期は、チーム共有よりもまず自分の手元で試行錯誤する時間が中心になりやすいため、無料で始められること自体がかなり大きなメリットになります。
新規Sandboxの200クレジットは毎月更新ではなく一度きりですが、初回の操作確認や基本的な検証には使いやすい量です。
さらに、学習段階では「どのプランが最強か」よりも、「まず作ってみて理解する」ことのほうが大切です。
Sandboxはそのための入口としてちょうどよく、Difyの全体像をつかんでから必要に応じて上位プランに移る、という進め方がしやすいプランだと言えます。
Sandboxで足りなくなる場面
一方で、Sandboxはずっと使い続ける前提のプランではありません。
アプリ数は5個まで、ナレッジ文書は50件まで、保存容量も50MBまでなので、少し本格的に使い始めると上限が気になりやすくなります。
特に、複数のアプリを並行して試したいときや、RAG用の資料を増やしたいときには、無料枠の小ささを感じやすいです。
また、ログ履歴が30日間であることや、APIリクエストが月5,000回までであることも、継続運用では制約になりやすいポイントです。
日常的にアプリを改善したい人や、外部連携も含めてしっかり動かしたい人にとっては、Professionalのほうが扱いやすくなる場面が増えてきます。
| こんな状態になってきたら | 感じやすいこと |
|---|---|
| アプリを何本も作りたい | 5個では足りなくなる |
| ナレッジを増やしたい | 50件・50MBでは収まりにくい |
| 長く改善したい | 30日ログでは振り返りづらい |
| API連携を増やしたい | 5,000回/月では不足しやすい |
| ほかの人と一緒に使いたい | 1人前提では運用しづらい |
つまり、Sandboxは「Difyを学び始める人にはちょうどよいが、継続運用には小さめ」という立ち位置です。
まず無料で始めてみて、アプリ数やナレッジ量が増えてきたらProfessionalを検討する、という流れで考えると無理なく選びやすくなります。
Professionalプランが向いている人
Professionalは、個人や小さな会社/お店などで運用するのにちょうどよいプランです。
無料で学ぶ段階を超えて、アプリを継続的に作ったり、RAGを使った実用的なアプリを育てたりしたい場合には、Professionalのほうがかなり使いやすくなります。
無料プランとの違い
Professionalのよさは、単に無料プランより上位というだけではなく、日常的に使い続けやすい余裕があることです。
Sandboxとの違いを並べてみると、Professionalがどのあたりから便利になるのかが見えやすくなります。
| 項目 | Sandbox | Professional |
|---|---|---|
| 月額料金 | 無料 | 59ドル |
| メッセージクレジット | 200 | 5,000/月 |
| チームメンバー数 | 1人 | 3人 |
| アプリ数 | 5個 | 50個 |
| ナレッジ文書数 | 50 | 500 |
| ナレッジ保存容量 | 50MB | 5GB |
| ナレッジリクエスト上限 | 10/分 | 100/分 |
| ログ履歴 | 30日間 | 無制限 |
| APIリクエスト | 5,000/月 | 無制限 |
この差を見ると、Professionalは「少しだけ上位」というより、「学習用から継続利用用に切り替わる境目のプラン」と考えるとわかりやすいです。
特に、アプリをいくつも試したい人や、ナレッジを使った検索アプリを育てたい人にとっては、上限の余裕がそのまま使いやすさにつながります。
個人開発・小規模運用で使いやすい理由
Professionalが向いているのは、個人でしっかり開発したい人や、少人数でアプリを回したい人です。
特に相性がよいのは、業務改善用のアプリを少しずつ増やしたいケースです。
たとえば、問い合わせ文の下書き、議事録の整理、社内文書検索、定型メール作成など、用途ごとにアプリを分けて作る使い方では、Sandboxの5個ではすぐ足りなくなります。
その点、Professionalならアプリ数にもナレッジ容量にもかなり余裕があるため、実際の業務に近い形で試しやすくなります。
また、ログ履歴が無制限なのも見逃せないポイントです。
学習段階ではそこまで気にならなくても、継続運用では「どんな入力で、どんな出力になったか」を振り返りながら改善したくなる場面が増えます。
そうした調整を繰り返しやすいことも、Professionalが実用向けと言える理由のひとつです。
Professionalに上げる判断基準
では、どのタイミングでSandboxからProfessionalを考えればよいのでしょうか。
わかりやすい目安は、「無料で触る段階」から「継続して使う段階」に変わったときです。
たとえば、アプリを複数本作りたくなったとき、RAG用の資料が増えてきたとき、ログを見ながら改善したくなったとき、あるいは1人ではなく数人で使いたくなったときには、Professionalのほうが扱いやすくなります。
判断の目安を整理すると、次のようなケースではProfessionalを選びやすくなります。
| こんな状態になってきたら | Professionalを考えやすい理由 |
|---|---|
| アプリを何本も作りたい | 50個まで作れるので余裕がある |
| RAG用の文書を増やしたい | 500件・5GBまで使える |
| 長く改善を続けたい | ログ履歴が無制限になる |
| API連携も含めて使いたい | APIリクエストが無制限になる |
| ほかの人と一緒に使いたい | 3人までの小規模運用に対応できる |
反対に、まだDifyを触り始めたばかりで、まず1本作ってみたいだけなら、すぐにProfessionalにする必要はないことも多いです。
無料で全体像をつかみ、必要性を感じたところでProfessionalに上げる流れでも十分です。
ただし、「これから継続して使うつもり」がはっきりしているなら、早めにProfessionalへ移ったほうが、上限を気にせず作りやすくなる場面は多いです。
Teamプランが向いている人
Teamは、Difyを1人で使う段階を超えて、複数人で継続的に運用したいときに選びやすいプランです。
「少し余裕がある有料プラン」ではなく、はっきりとチーム利用を前提にしたプランだとわかります。
複数人運用で必要になる機能
Difyを複数人で使う場合、重要になるのは単に人数上限だけではありません。
アプリを何本まで持てるか、ナレッジをどれだけ蓄積できるか、リクエストが増えても処理が詰まりにくいか、といった点が実際の使いやすさに大きく関わってきます。
また、ナレッジリクエスト上限が1分あたり1,000回、文書処理が最優先、ワークフローのトリガー数が無制限という点も、チーム利用では見逃せません。
1人で試すときには気にならなくても、複数人が同時に触ったり、複数の業務フローを回したりすると、こうした上限の差がそのまま快適さの差になります。
特に、社内向けの生成AIアプリを継続運用したい場合は、人数だけでなく処理面の余裕も大切です。
Professionalとの違いを、チーム運用に関係する部分だけ絞って見ると、次のようになります。
表にして並べると、Teamが「規模を広げるためのプラン」であることがわかりやすくなります。
| 項目 | Professional | Team |
|---|---|---|
| 月額料金 | 59ドル | 159ドル |
| メッセージクレジット | 5,000/月 | 10,000/月 |
| チームメンバー数 | 3人 | 50人 |
| アプリ数 | 50個 | 200個 |
| ナレッジ文書数 | 500 | 1,000 |
| ナレッジ保存容量 | 5GB | 20GB |
| ナレッジリクエスト上限 | 100/分 | 1,000/分 |
| ログ履歴 | 無制限 | 無制限 |
| APIリクエスト | 無制限 | 無制限 |
この比較からわかるように、Teamは単純な上位版というより、「複数人で本格的に回すための余裕」が増えているプランです。
1人または少人数で使う範囲ならProfessionalでも十分なことが多いですが、人数や運用量が増えるほどTeamの価値が出やすくなります。
Teamが活きるケース
Teamが特に向いているのは、Difyを社内で共有しながら使いたいケースです。
たとえば、1人の担当者だけが試すのではなく、複数メンバーでアプリを改善したり、部署ごとに異なるアプリを使い分けたりする場合には、人数上限やアプリ数の余裕がそのまま運用しやすさにつながります。
チームメンバーが50人まで使えるため、数人の試験導入だけでなく、ある程度広い範囲で活用したいときにも対応しやすい構成です。
また、TeamはRAGを使った社内検索や、複数の業務ワークフローを並行して動かしたいケースとも相性がよいです。
ナレッジ文書1,000件、保存容量20GB、ワークフローのトリガー数無制限という条件は、個人の学習用途よりも、継続的に知識を蓄積しながら活用していく用途に向いています。
日々の業務の中で複数の人が利用する前提なら、こうした上限の余裕が後から効いてきます。
たとえば、どのようなケースでTeamを選びやすいかを整理すると、次のようになります。
こうした使い方に当てはまるなら、ProfessionalよりTeamのほうが無理なく運用しやすいです。
| 利用シーン | Teamが向いている理由 |
|---|---|
| 部署内で複数人がDifyを使う | 50人まで利用できる |
| 用途別に多くのアプリを作りたい | 200個まで作成できる |
| 社内文書を広くRAGに使いたい | 1,000件・20GBまで対応できる |
| 利用量が増えても安定して使いたい | リクエスト上限や処理優先度に余裕がある |
| ワークフローを継続運用したい | トリガー数が無制限で運用しやすい |
このように、Teamは「アプリを作る人のためのプラン」というより、「組織で活用を広げるためのプラン」と考えるとイメージしやすいです。
個人開発の延長で選ぶというより、チーム利用の必要性が見えてきたときに本領を発揮します。
小規模利用ならオーバースペックになるかも
一方で、Teamは誰にとっても最適というわけではありません。
たとえば、まだ1人で学習している段階や、個人で数本のアプリを作っている段階では、50人・200アプリ・20GBの容量をすぐに使い切ることはあまりありません。
そのため、小規模な使い方ではTeamの強みを活かしきれず、Professionalのほうがバランスよく感じることも多いです。
特に、比較の基準を「人数」と「運用量」で見ると判断しやすくなります。
数人までの小規模運用で、アプリ数もそこまで多くなく、RAG用のデータ量もまだ大きくないなら、Professionalでも十分対応できる可能性があります。
逆に、人数が増える、部署で共有する、ワークフロー運用を広げる、といった要素が出てきたらTeamを考える、という順番のほうが無理がありません。
よくある質問
ここでは、Difyクラウドのプラン比較で特に迷いやすいポイントを、質問形式で整理していきます。
料金表だけを見ると違いは見えてきますが、実際には「無料でどこまで触れるのか」「有料にすると何が変わるのか」「最初から有料にすべきか」といった疑問を持つ人が多いはずです。
そうした点を先に整理しておくと、自分に合う選び方がしやすくなります。
無料枠だけでどこまで試せる?
Sandboxでも、Difyの基本的な学習や初期検証はかなり進められます。
新規アカウントには200メッセージクレジットが付き、1人で使う前提で、アプリ5個、ナレッジ文書50件、保存容量50MB、ログ履歴30日間まで使えます。
そのため、チャットアプリを作る、簡単なワークフローを組む、少量の文書を読み込ませてRAGの流れを試す、といった学習には十分取り組みやすい内容です。
ただし、無料枠はあくまで「まず試すための入口」と考えるのが自然です。
200メッセージクレジットは毎月自動で増える仕組みではなく、初回付与の使い切りです。
さらに、アプリ数やナレッジ容量も小さめなので、継続的に使ったり、複数の用途を並行して試したりする段階になると、Sandboxでは物足りなく感じやすくなります。

有料プランにすると何が一番変わる?
有料プランにすると一番変わるのは、「できることが少し増える」というより、「継続運用しやすい規模に広がる」ことです。
Professionalでは3人まで使え、アプリ50個、ナレッジ文書500件、保存容量5GB、ログ履歴無制限となり、Teamでは50人、アプリ200個、ナレッジ文書1,000件、保存容量20GBまで広がります。
学習用から実運用向けへ変わるポイントは、この上限の差にあります。
また、モデルの使い方という面でも考え方が変わります。
Difyのシステムプロバイダを使う場合はプラン内の利用枠の範囲で使えますが、自分でOpenAIやAnthropicなどのAPIキーを設定するカスタムプロバイダを使う場合は、その利用料金は各プロバイダへ直接請求されます。
つまり、有料化で広がるのはDify側の運用余裕であり、モデル利用料まで自動的にすべて含まれるとは限らない、という点は押さえておきたいところです。
途中でアップグレードすればよい?
はい、その考え方で問題ありません。
Difyではワークスペースのオーナーまたは管理者が請求設定からプラン変更を行えます。
アップグレードは支払い完了後すぐに反映され、現在の請求期間に対しては按分計算されます。
そのため、最初はSandboxで試し、継続利用したくなったらProfessionalへ、さらに複数人運用が必要になったらTeamへ、という進め方でも十分選びやすいです。
ただし、ダウングレードを考えるときは少し注意が必要です。
新しいプランの上限を超えるチームメンバーは、切り替え後すぐにワークスペースへのアクセスを失います。
最初は小さく始めて必要に応じて上げるのは進めやすい方法ですが、あとで下げるときには、人数や運用規模がそのプランに収まるかを確認しておくと安心です。
まとめ
Difyクラウドのプラン選びでは、料金の安さだけでなく、何人で使うのか、どれくらいアプリを作るのか、ナレッジをどこまで活用したいのかをあわせて考えることが大切です。
Dify Cloud では、Sandbox は学習や試作向け、Professional は個人開発や小規模運用向け、Team は複数人での本格運用向けという形で選び分けやすくなっています。
まずは無料のSandboxで触り始めて、アプリ数やナレッジ量、運用人数が増えてきたらProfessionalやTeamへ広げていく考え方なら、無理なく選びやすいでしょう。
最初から完璧に決めるよりも、今の使い方に合ったプランを選ぶことが、Difyを使い続けやすくするポイントです。
