Dify用語集|初心者が迷いやすい基本用語を一覧で解説

Difyを学び始めると、Workflow、Chatflow、ノード、RAG、変数など、似た言葉が次々に出てきます。本記事は、学習中に分からない用語が出てきたとき、その意味を短く確認するためのDify用語集です。
各用語では「何を指す言葉か」「どのような場面で使うか」を簡潔に説明します。具体的な操作手順や設定方法はここで詳しく解説せず、対応するLessonや専門記事へ案内します。
Difyそのものの特徴や、どのようなアプリを作れるかを知りたい方は「Lesson1-1:Difyとは何か」を、学ぶ順番を知りたい方は「Dify初心者向け学習ロードマップ」を先にご覧ください。

Difyの用語一覧
調べたい用語を選ぶと、該当する解説グループへ移動します。
英字・カナ・漢字の順に探してください。各項目では用語の意味を簡潔に説明し、具体的な操作手順や設定方法は関連するLesson・専門記事へ案内します。
Difyの基本概念
Difyの画面や設定でよく使われる、基本的な用語を整理します。
この章では各用語の意味だけを短く確認します。Difyの詳しい特徴、具体的な操作手順、モデルの選び方、料金や環境構築については、それぞれの専門記事で解説します。
Difyそのものを理解する用語
Difyの画面や管理単位を理解するための基本用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Dify | 生成AIアプリを視覚的に構築・公開・運用できるプラットフォームです。 詳しい特徴やできることは「Lesson1-1:Difyとは何か」で解説します。 |
| Workspace | メンバー、モデルプロバイダー、アプリ、ナレッジなどをまとめて管理する作業単位です。 チーム内の設定や権限もWorkspace単位で管理します。 |
| Studio | Difyでアプリを作成・編集する画面です。 WorkflowやChatflowを選び、ノードを配置して処理の流れを組み立てます。 |
| App | Difyで作成・公開するAIアプリの単位です。 用途に応じてWorkflowやChatflowなどの種類を選びます。 |
モデルや接続の基本用語
DifyからAIモデルや外部サービスを利用するときに出てくる、接続関連の基本用語です。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| LLM | Large Language Model(大規模言語モデル)の略です。 文章の生成、要約、分類、質問への回答などを行うAIモデルを指します。 |
| Model Provider | OpenAI、Anthropic、Googleなど、Difyで利用するAIモデルの提供元です。 Difyではプロバイダーの認証情報を設定して、対応モデルを利用します。 |
| API | アプリやサービス同士が、機能やデータをやり取りするための仕組みです。 Difyから外部サービスを呼び出す場合と、Difyアプリを外部から利用する場合の両方で使われます。 |
| APIキー | APIを利用するアプリや利用者を認証するための秘密情報です。 第三者へ公開したり、記事や画面に表示したりしないよう管理します。 |
Difyで利用するOpenAIモデルの比較や選び方は「OpenAIモデルの選び方」で解説しています。
利用形態に関わる用語
Difyを利用する環境には、Difyが管理するCloud版と、自分で環境を管理するセルフホスト版があります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Dify Cloud | Difyが管理するクラウド環境を利用する提供形態です。 自分でサーバーを構築・保守せずにDifyを利用できます。 |
| セルフホスト | Difyを自分のサーバーやクラウド環境へ導入し、自分で運用する提供形態です。 サーバー、更新、バックアップ、セキュリティなどの管理が必要です。 |
| 環境構築 | Difyを利用できる状態にするための初期準備です。 Cloud版ではアカウントやモデル接続、セルフホスト版ではサーバーやDify本体の設定などが含まれます。 |
Cloud版・セルフホスト版・Enterpriseの違いや費用は「Difyの料金比較」を、実際に使い始めるための準備は「Lesson1-2:環境構築とセットアップ」をご覧ください。
アプリタイプと画面でよく見る用語
Difyでは、目的に応じてWorkflowやChatflowなどのアプリタイプを選びます。
この章では、アプリタイプと作成画面でよく使われる用語の意味だけを確認します。具体的な作成手順や各設定の操作方法は、対応するLesson・専門記事で解説します。
Difyのアプリ種類に関わる用語
Difyで作成できる主なアプリタイプと、それぞれの基本的な役割を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Workflow | 入力から出力までの処理を、複数のノードで組み立てるアプリタイプです。 要約・分類・データ加工など、1回の実行で完結する処理に向いています。 |
| Chatflow | ユーザーとの会話を続けながら、複数のノードで処理を行うアプリタイプです。 会話履歴や会話変数を利用するチャットアプリに向いています。 |
| Chatbot | プロンプトとモデルを中心に構成する、比較的シンプルな会話型アプリです。 複雑な処理を組む場合はChatflowを使用します。 |
| Agent | LLMが目的に応じてツールを選び、必要な処理を判断しながら回答する会話型アプリです。 |
| Text Generator | 入力内容をもとに、文章を1回生成するアプリタイプです。 要約、翻訳、下書き作成などの単発処理に向いています。 |
Difyの特徴や、どのアプリタイプから学ぶかは「Lesson1-1:Difyとは何か」で解説しています。
アプリの入口で出てくる用語
WorkflowやChatflowの開始地点と、処理結果を返す終了地点に関わる用語です。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Start | Workflowの開始方法を決める開始ノードです。 User InputまたはTriggerを選択します。ChatflowはUser Inputから開始します。 |
| User Input | ユーザーが入力した内容を受け取り、WorkflowやChatflowを開始するノードです。 入力項目、変数名、必須・任意などを設定します。 |
| Trigger | スケジュールや外部サービスのイベントをきっかけに、Workflowを自動実行する開始ノードです。 |
| Output (旧End) | Workflowの最終結果を定義する終了ノードです。 前のノードから受け取った値を、実行結果として返します。 |
| Answer | Chatflowでユーザーへ返す内容を定義するノードです。 固定文や前のノードの出力変数を組み合わせて回答を作ります。 |
User Inputの入力項目や変数名の設定方法は「Difyの入力フォームの作り方」で解説しています。
会話型アプリで知っておきたい用語
Chatflowなどの会話型アプリで、会話の継続や利用者の操作を助ける基本用語です。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 会話ターン | ユーザーの発言とAIの応答を、1つのまとまりとして数える単位です。 会話が1往復すると1ターン進みます。 |
| メモリ | 過去の会話内容を、次の回答へ反映するための仕組みです。 DifyではLLMノードなどで、会話履歴を参照する範囲を設定します。 |
| 会話開始メッセージ | チャットを開いたとき、AI側から最初に表示する案内文です。 DifyではConversation Openerと表記されます。 |
| Follow-up | AIの回答後に表示する、次の質問候補です。 ユーザーが会話を続けやすくするために使用します。 |
LLMノードのメモリ設定は「DifyのLLMノード設定」で解説しています。
ノード・処理の流れに関わる用語
WorkflowやChatflowでは、複数のノードを接続しながら処理の流れを組み立てます。
この章では、編集画面を理解するために必要なノード名と、処理の制御に関する用語を簡潔に整理します。
ノード全体を理解するための用語
個々のノードを理解する前提となる、処理のつながりとデータの受け渡しに関する用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ノード | LLMによる生成、条件分岐、外部APIの呼び出しなど、ひとつの処理を担当するブロックです。 |
| 接続 | ノード同士を結び、処理の順序やデータの受け渡し先を指定する線です。 |
| 入力 | User Inputや前のノードから、そのノードが受け取るデータです。 |
| 出力 | ノードの処理結果として生成され、後続のノードから参照できるデータです。 |
| フロー | 複数のノードと接続によって構成される、一連の処理の流れです。 |
| 分岐 | 条件や分類結果に応じて、後続の処理経路を切り替えることです。 |
基本ノードの用語
AIによる生成やデータの加工でよく使う基本ノードを確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| LLMノード | 選択した言語モデルを呼び出し、文章の生成、要約、分類、分析などを行うノードです。 |
| Template | Jinja2テンプレートを使い、変数の内容を一定の形式に整えるノードです。 |
| Code | PythonまたはJavaScriptを使い、データの変換や計算などの独自処理を行うノードです。 |
| 出力変数 | ノードの処理結果に付けられた名前で、後続のノードから参照できます。 |
モデルの選択やプロンプト、パラメータの設定方法は「DifyのLLMノード設定」で詳しく解説しています。
条件分岐と制御に関わる用語
Difyでは、条件や入力内容に応じて、実行する処理を切り替えられます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| If-Else | 設定した条件に応じて、処理を複数の経路へ分岐させるノードです。 |
| ELIF | 先に設定した条件に一致しなかった場合に、別の条件を追加判定する分岐です。 |
| ELSE | いずれの条件にも一致しなかった場合に実行される分岐です。 |
| Question Classifier | LLMを使って入力内容をあらかじめ設定したカテゴリへ分類し、処理経路を振り分けるノードです。 |
| Parameter Extractor | 自然言語から必要な情報を抽出し、文字列や数値、配列などの構造化された値に変換するノードです。 |
繰り返し処理や外部通信に関わる用語
複数のデータを処理したり、外部サービスと通信したりするときに使う用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Iteration | 配列の各要素に対して、同じサブフローを個別に実行するノードです。 順次処理と並列処理に対応しています。 |
| Loop | 前回の処理結果を引き継ぎながら、終了条件または最大回数に達するまで処理を繰り返すノードです。 |
| HTTP Request | 外部のAPIやWebサービスへHTTPリクエストを送り、データの取得や送信を行うノードです。 |
| レスポンス | HTTP Requestの実行後に返される本文、ステータスコード、ヘッダーなどのデータです。 |
| 配列処理 | 複数の値をまとめた配列に対して、抽出、変換、並べ替え、繰り返し処理などを行うことです。 |
補助ノードとファイル入力の用語
変数の保存や文書の読み取り、ファイルの受け取りに関する用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Variable Assigner | Chatflowで会話変数を更新し、同じ会話内の複数ターンにわたって値を保持するためのノードです。 |
| Document Extractor | PDFやDOCXなどの文書ファイルからテキストを抽出し、後続のノードで利用できるようにするノードです。 |
| ファイル入力 (Single File/File List) | User Inputノードに設定する入力項目で、利用者から単一または複数のファイルを受け取ります。 アップロードされたファイルはファイル変数として後続のノードへ渡されます。 |
入力項目の設定方法は「Difyの入力フォーム設定」、変数の種類や保持範囲は「Difyの変数とスコープ」で詳しく解説しています。
変数・入力・会話管理に関わる用語
Difyでは、入力内容や各ノードの処理結果を変数として受け渡します。
ここでは、変数の基本的な意味と、Workflow・Chatflowで見かける主な種類を簡潔に整理します。
まず押さえる変数の基本用語
ノード間でデータを受け渡すときに使う基本用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 変数 | 入力内容やノードの処理結果などのデータを保持し、別のノードから参照できるようにする入れ物です。 |
| 入力変数 | User Inputや前のノードから、そのノードが受け取る変数です。 |
| 変数参照 | すでに存在する変数を、後続のノードやプロンプトなどから呼び出して使うことです。 |
| データ型 | 変数に入る値の種類です。文字列、数値、真偽値、オブジェクト、配列などがあります。 |
入力項目と変数の作成方法は「Difyの入力フォーム設定」で詳しく解説しています。
Difyで特に重要な変数の種類
変数は、値の出どころや保持される期間によって種類が分かれます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| システム変数 | ユーザーや会話、アプリの実行状況など、Difyがあらかじめ用意している情報を参照するための変数です。 |
| 会話変数 | Chatflowで、同じチャットセッションの複数ターンにわたって値を保持できる変数です。 |
| 環境変数 | APIキーや接続先など、フロー内に直接書きたくない設定値をアプリ単位で管理するための変数です。 |
| 変数スコープ | 変数を参照できる範囲や、値が保持される期間を表す考え方です。 |
| ワークフロー変数 | 1回のフロー実行中に使用され、実行が終了するとリセットされる変数です。 |
変数の保持範囲と使い分けは「Difyの変数スコープ入門」で詳しく解説しています。
代表的なプリセット変数
Difyが用意する変数のうち、画面上で見かけやすいものを確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| sys.user_id | アプリを利用しているエンドユーザーを識別するための値です。 |
| sys.dialogue_count | Chatflowで、現在の会話が何ターン目かを表す値です。 |
sys.files/userinput.files | 利用者が渡したファイルを参照するためのプリセット変数です。 名称や利用可否は、アプリタイプやDifyのバージョンによって異なります。 |
| userinput.query | Chatflowで、利用者が直近に入力したメッセージを表すプリセット変数です。 |
システム変数の種類と注意点は「Difyのシステム変数一覧」で確認できます。
会話変数を扱うときに知っておきたい用語
会話をまたいで値を保持するときに関係する用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 永続化 | 同じチャットセッションの複数ターンにわたって、会話変数の値を保持することです。 |
| セッション | ひとつながりの会話を表す単位です。 会話変数は同じセッション内で保持されます。 |
会話変数とVariable Assignerを使った実装は「資料のミスチェックアプリを作ろう」で詳しく解説しています。
ナレッジ・RAGに関わる用語
Difyでは、ナレッジベースから質問に関連する情報を検索し、その結果をLLMの回答に利用できます。
ここでは、RAGの仕組みや文書検索で使われる基本用語を整理します。
RAGの基本を理解する用語
Difyでナレッジを検索して回答へ利用する流れに関わる用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| RAG | Retrieval-Augmented Generationの略で、関連情報を検索し、その内容をもとにLLMが回答を生成する仕組みです。 |
| ナレッジ | AIアプリに参照させる文書、FAQ、マニュアルなどの知識データです。 |
| ナレッジベース | ナレッジを検索可能な状態で保存・管理する場所です。 |
| Knowledge Retrieval | 指定したナレッジベースを検索し、質問に関連するチャンクを後続のノードへ渡すノードです。 |
| コンテキスト | LLMが回答を生成するときに参照する前提情報です。RAGでは検索結果がコンテキストとして利用されます。 |
RAGの処理の流れとアプリの作り方は「DifyのRAGアプリ開発入門」で詳しく解説しています。
文書処理でよく出る用語
ナレッジへ取り込んだ文書は、検索しやすい単位に分割・変換されます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| チャンク | ナレッジ内の文書を、検索しやすい大きさに分けたひとまとまりです。 |
| チャンク分割 | 文書を複数のチャンクへ分ける処理です。 |
| Embedding(埋め込み) | テキストや画像の意味を数値のベクトルで表現し、意味の近さを比較できるようにする処理です。 |
| インデックス | 文書やチャンクを、検索できる状態に整理したデータ構造です。 |
| 検索クエリ | ナレッジベースから関連情報を探すために渡す質問文や検索文です。 |
検索精度に関わる用語
ナレッジの検索方式や、取得結果の並び順に関わる用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Vector Search | 質問とチャンクをベクトル化し、意味の近さにもとづいて検索する方式です。 |
| Full-text Search | 文書内のキーワードや文字列の一致にもとづいて検索する方式です。 |
| Hybrid Search | Vector SearchとFull-text Searchを組み合わせる検索方式です。 |
| Rerank | 一度取得した検索結果を、質問との関連性にもとづいて再評価し、並べ替える処理です。 |
| Weighted Score | Hybrid Searchで、意味の近さとキーワード一致のどちらを重視するか調整する比率です。 |
結果の絞り込みに関わる用語
検索結果の件数や対象範囲を絞るための用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Top K | 検索結果から最終的に返す上位チャンクの最大件数です。 |
| Score Threshold | 検索結果として採用するために必要な、関連性スコアの下限値です。 |
| Metadata | 文書の本文とは別に付ける、作成日、カテゴリ、部署名などの属性情報です。 |
| Metadata Filtering | メタデータの条件を使って、検索対象となる文書を事前に絞り込む機能です。 |
| Citation | 回答の根拠として参照したナレッジの文書や箇所を示す出典情報です。 |
チャンク、検索方式、Rerank、Top Kなどの設定方法は「DifyのRAGナレッジ設定ガイド」で詳しく解説しています。
ツール・外部連携に関わる用語
Difyでは、ツールやAPIを通じて外部サービスの情報取得や操作をフローへ組み込めます。
ここでは、Tools、Plugin、MCP、API連携に関する基本用語を整理します。
Toolsの基本用語
Difyから外部機能を呼び出すときに使われる基本用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Tools | 外部サービスの情報取得や操作などを、Difyアプリから呼び出せる機能の総称です。 |
| Toolノード | WorkflowやChatflowの中で、選択したツールの処理を実行するノードです。 |
| Tool Calling | LLMやAgentが、必要なツールを選んで呼び出し、その結果を次の判断や回答に利用する仕組みです。 |
| Tool Plugin | 検索、通知、データ操作などのツールをDifyへ追加するプラグインです。 |
| Built-in Tools | Workspaceにインストール済みで、Workflow、Chatflow、Agentから利用できるツールです。 ToolノードやAgentから呼び出し、外部サービスの情報取得や操作に使います。 |
Toolノードは登録済みの機能を呼び出すのに対し、HTTP RequestノードはURLやリクエスト内容を指定して外部APIへ直接通信します。
再利用や拡張に関わる用語
Difyでは、ワークフローや外部のMCPサーバーをツールとして再利用できます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Workflow Tools | User Inputから始まるWorkflowをツールとして利用し、別のDifyアプリから呼び出せるようにしたものです。 |
| MCP Tools | MCPサーバーからDifyへ取り込み、他のツールと同じようにアプリから呼び出せる機能です。 |
| MCP | Model Context Protocolの略で、AIアプリと外部のツールやデータを共通の形式で接続するためのプロトコルです。 |
| Plugin | モデル、ツール、データソース、トリガーなど、Difyの機能を追加するための拡張パッケージです。 |
外部API接続で出てくる用語
外部APIやツールを接続するときに使われる、認証とAPI仕様の用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Authentication | 接続元のアプリや利用者が正当であることを確認する認証の仕組みです。 |
| OAuth | パスワードを直接渡さず、外部サービスへのアクセス権限を許可するための認可方式です。 |
| OpenAPI | APIのURL、入力項目、認証方法、返却データなどの仕様を機械的に記述する形式です。 |
| Swagger API | OpenAPI形式の仕様を取り込み、Difyから呼び出せるツールとして生成する機能です。 |
| エンドポイント | APIリクエストを送信する具体的なURLです。 |
ツールとプラグインの違いや導入方法は「Difyのツールとプラグインの使い分け」で詳しく解説しています。
公開・運用・改善に関わる用語
Difyで作成したアプリは、Web AppやAPIなどの方法で公開できます。
ここでは、公開、バージョン管理、アプリの共有、公開後の確認に関する用語を整理します。
公開まわりの基本用語
作成したDifyアプリを利用者へ届ける方法に関する用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Publish | 作業中のアプリ設定を公開し、利用者が使える状態へ反映する操作です。 |
| Web App | Difyが生成する、ブラウザから利用できるアプリ画面です。 |
| API Access(API Integration) | 作成したDifyアプリを、外部のシステムやサービスからAPI経由で呼び出すための機能です。 |
| 埋め込み | 公開したWeb Appを、チャットウィジェットやiframeなどでWebサイト内に表示することです。 |
URL共有、Webサイトへの埋め込み、公開時の注意点は「Difyアプリの公開方法」で詳しく解説しています。
開発中によく見る用語
公開中のアプリと作業中の内容を区別するための用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Preview | アプリを公開する前に、入力や応答などの動作を確認するための機能です。 |
| Draft(Current Draft) | 現在編集中の未公開バージョンです。 変更しても、Publishするまでは公開版へ反映されません。 |
| Latest Version | 利用者に公開されている最新バージョンです。 |
| Publish Update | Current Draftを新しいLatest Versionとして公開する操作です。 |
| Version Control | Current Draft、Latest Version、過去の公開版を分けて管理する仕組みです。 |
| Restore a version(ロールバック) | 過去の公開版をCurrent Draftへ復元し、必要に応じて再公開する操作です。 |
管理・共有の用語
アプリの設定を保存したり、別のワークスペースへ移したりするときに使う用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Dify DSL | アプリの設定、ノード構成、プロンプトなどを記録し、アプリを共有するための形式です。 |
| YAML | Dify DSLファイルの記述に使われる、テキスト形式のデータ表現です。 |
| Export | アプリの設定をDify DSLファイルとして外部へ書き出す操作です。 |
| Import | Dify DSLファイルを読み込み、その設定をもとにアプリを作成する操作です。 |
Dify DSLはアプリ構成を共有するためのもので、接続先のナレッジデータやログ、認証情報まで完全に複製するものではありません。
運用で知っておきたい用語
公開後の利用状況や問題点を確認するときに使う用語を整理します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ログ | Web AppやAPIで実行された会話、入出力、応答時間、トークン使用量、エラーなどの記録です。 |
| Dashboard | メッセージ数、利用者数、利用回数、トークン使用量などの推移を確認する分析画面です。 |
| モニタリング | ログやDashboardを継続的に確認し、問題の発見やアプリの改善につなげることです。 |
| アクセス権限 | 公開したアプリを誰が利用できるかを制御するための設定や考え方です。 |
出力品質・安全性に関わる用語
Difyで実用的なアプリを作るには、出力形式を整えることや、不適切な応答を防ぐことも重要です。
ここでは、出力の安定化、安全設計、画像や音声の処理に関する用語を整理します。
出力を安定させる用語
LLMの回答内容や出力形式を調整するときに使われる用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| プロンプト | LLMに実行してほしい内容や、回答条件を伝える指示文です。 |
| システムプロンプト | LLMの役割、口調、守るべきルールなど、回答全体の前提を指定する指示です。 |
| Few-shot | 入力例と望ましい出力例を提示し、LLMに回答の形式や傾向を伝える方法です。 |
| 構造化出力 | LLMの回答を自由文ではなく、指定した項目やデータ構造で返させる機能です。 |
| JSON | キーと値などを使って、データを構造化して表す形式です。 Difyの構造化出力でも利用されます。 |
LLMノードの各設定は「DifyのLLMノード設定」、JSONと構造化出力の仕組みは「DifyのJSON入門」で詳しく解説しています。
安全設計に関わる用語
誤った回答や不適切な入出力への対策に関する用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ハルシネーション | LLMが、事実ではない内容をもっともらしく生成してしまう現象です。 |
| Content Moderation | 利用者の入力、AIの出力、またはその両方を検査し、不適切な内容を制限する機能です。 |
| 禁止表現 | Content Moderationなどで、入力や出力を制限する対象として指定するキーワードや表現です。 |
| ガードレール | プロンプト、入力検査、出力検査、権限制御などを組み合わせ、AIの動作を安全な範囲に保つ仕組みの総称です。 |
ハルシネーションや重要情報の扱い方は「Difyで事故らない生成AI文章術」で詳しく解説しています。
マルチモーダル対応で出てくる用語
テキスト以外の画像や音声を扱うときに使われる用語を確認します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| マルチモーダル | テキストだけでなく、画像や音声など複数の形式のデータを扱うことです。 |
| Vision | 画像を入力として受け取り、内容を分析できるモデルの機能です。 |
| 画像入力 | User Inputなどで受け取った画像ファイルを、Vision対応モデルの処理対象として渡すことです。 |
| STT | Speech-to-Textの略で、音声をテキストへ変換する機能です。 |
| TTS | Text-to-Speechの略で、テキストの応答を音声へ変換する機能です。 |
まとめ
Difyの用語は、アプリタイプ、ノード、変数、ナレッジ、外部連携、公開・運用といった役割ごとに整理すると理解しやすくなります。
分からない言葉が出てきたときは、この記事の用語一覧から必要な項目を確認してください。
この記事では、用語の意味を簡潔に紹介しています。具体的な作成手順や設定方法は、各項目から案内しているLesson・専門記事をご覧ください。
学習する順番から確認したい方は「Dify学習ロードマップ」へ進むと迷いにくくなります。
